ネパール・ランタン谷の人々にゾモ(ヤク×牛の家畜)を贈るプロジェクトを
Tシャツを着てサポート!
通販サイトがオープンしています。
もう品切れ・再入荷待ちになってるのもありますが。。。
くわしくは↓をクリック☆
【イベント】映画『ルンタ』公開記念♪チベットWEEK(7/4〜12@下北沢)
待望のドキュメンタリー映画『ルンタ』公開を記念した大型イベント!
期間中、チベット音楽のライブやトークあり。
詳細は↓
https://www.facebook.com/events/687440561360131/
フライヤーは↓
LINEスタンプ「ばなねこ」でネパール地震被災者(チベット難民老人ホーム等)を支援☆
【ネパール地震 小額支援】私のLINEスタンプの売り上げ全額寄付に回します。(本人受け取り分の)50%はチベット難民の老人ホームに 50%はアニマル・ネパールの動物支援に「ばなねこ」http://t.co/w5ksJvQc7c「でか顔」http://t.co/2cvPpxc0UE
— ばな猫 (@bananeko) 2015, 5月 2
こんな感じ。
LINE使ってる方は是非〜☆
【本】ハバ犬を育てる話(チベット現代文学)
チベットの現代文学が続々と邦訳されている。
その最新刊がこれ。タクプンジャ氏の小説集だ。
「実験的な手法」とか言われると身構えてしまうが、
短編が多いので、挫折しても次に行けば大丈夫(笑)。
といっても、普通に小説を読んでいる人であれば、
挫折なしに楽しめると思う。訳文もこなれていて、とても読みやすい。
チベットの文学というと、仏教絡み?とも思えるが、
冒頭の表題作「ハバ犬を育てる話」からその予想は裏切られる。
主人公はお役所勤め。
あたりまえだが、現代に生きるチベット人には、
日本人とたいして変わらぬ社会での営みがあり、
上司と部下、家庭、ご近所、男女などなど複雑多様な人間関係がある。
そんな中で、ペットの犬と飼い主の話が普通に進んでいくかと思いきや……。
読んでいくうちに、ある日本の作家を連想したが、
ネタバレになりそうなので、詳しくは書かない。
乞うご期待♪
この不条理なやりとりは何を象徴しているのか?
なんて多民族混住のチベット・アムド地方ならではの事情を
勝手に深読みすることもできるが、
チベット抜きでも、「人」の描き方には引き込まれるはずだ。
むしろチベットについて先入観をもたない人の感想を聞きたいと思う。
最後に、最近日本で刊行されたチベット文学は、こんな感じ。
こちらも是非どうぞ☆
チベット現代文学の曙 ここにも激しく躍動する生きた心臓がある
- 作者: トンドゥプジャ,チベット文学研究会編訳
- 出版社/メーカー: 勉誠出版
- 発売日: 2012/11/09
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
【本】東チベットの宗教空間:中国共産党の宗教政策と社会変容(川田進)
ついに出た待望の1冊。
著者が1991年以降、20年以上にわたって東チベット各地に通い、
現地調査を続けてきた集大成だ。
東チベットの宗教空間: 中国共産党の宗教政策と社会変容 (現代宗教文化研究叢書)
- 作者: 川田進
- 出版社/メーカー: 北海道大学出版会
- 発売日: 2015/03/11
- メディア: 単行本
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これまで雑誌『火鍋子』の連載等でその一部を読むことはできたが、
こうしてまとまってみると、やはり圧巻。
ラルン、ヤチェンをはじめ、私個人的にもお気に入り地のことばかりなので、
色々と思い出して調べたくなってしまい(笑)、
なかなか読み進められないありさまだ。
というわけで、ここに書くのが遅くなってしまった。
私自身はただ現地に行って適当に歩き回るぐらいしかできなかったので、
こうして1930年代からの歴史と、漢族地域や海外華人社会までも含めた広がり、
さらに2008年動乱と焼身抗議といった今に続く激動の時代を、
体系的に俯瞰できる本書を読むことで、自分の旅の記憶を再編集できる。
という、なんとも面白い体験をさせてもらっている。
私が現地に行った時期はジグメ・プンツォク師もアチュウ師も存命中であり、
両カリスマなき後の経過は実はあまりフォローできていない。
何かこう、気が抜けた感じで。
先日、テンジン・ギャツォ師が訪日していたようだが、
正直あまりピンときていなかった。
本書によれば、ケンポ・ソダジ師が今後のキーパーソンのようだ。
そのへんも含めて自分の情報をアップデートしていこうと思う。
この方ですね。ケンポ・ソナム・タルゲ。
མཁན་པོ་བསོད་ནམས་དར་རྒྱས་ - Wikipedia
これまで東チベットものでは、
『The Cultural Monuments of Tibet's Outer Provinces』(Andreas Gruschke)の、
四川カム編はいつ出るんだー、というのだけを心待ちにしていたが、
本書を読みながら出典を追うだけでしばらく東チベット世界に耽溺できそうだ。
最後まで自分のことばかり書くが、
本書を読んで現地を再訪するのもまた楽しそうであるし、
著者が書くように、東チベットにまだ眠っている「原石」を探すのもありだ。
堅い話題を扱っているにもかかわらず、旅心をそそられる1冊だった。
【イベント】馬場崎研二『チベット・タンカ展』~3月1日(日)まで!
インド・ダラムサラで30年以上暮らした後、佐世保に帰郷。
チベット伝統のタンカ(仏画)絵師として活躍している馬場崎研二さんの個展が開催されています。
3月1日まで!
詳しくは↓
http://www.deepdan.com/feature-works.html